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トゥーランドット(5/18マチネ)観劇

0805_13_tit 宮本亜門演出。スケールの大きな作品。テンポもよく、舞台にすごく集中して見ることができました。

有名なプッチーニのオペラ「トゥーランドット」がベースになっていますが、ストーリーはかなり違うみたいです。(オペラを見てないので、プログラムを読んだだけですが^^;)

ただ、私はこのミュージカルのラストが少し気に入りません。古典と同じならケチをつけても仕方ないのですが、違うみたいなので少々ケチつけさせて頂きます(笑)。

カラフ王子が悪役ワン将軍を倒し、トゥーランドットの愛を手に入れるのですが、何故か彼は去ってしまうんです。5年後、トゥーランドットは国を建て直し、王位から退いて政権を民に委ねることにしました。トゥーランドット頑張ったのね、と思っているとカラフが帰ってくるんです。あんた、今頃何の用?と思ってしまいました(笑)。私って夢が無いのね。^^;

最初にスケールの大きな作品、と書きましたが、まず舞台装置がすごいです。大きな階段が舞台の3方に登場しますが、結構急な斜面で、その上で立ち回りしたり中段から飛び降りたりと、役者の皆さん、怖くないのかなと思ってしまいました。

音楽もダイナミックで、中国の楽器が上手に取り入れてありました。小さな太鼓や舞台両側に置かれたドラが効果的に使われていて、気分を盛り上げていたような気がします。

例えば謎解きのシーンで太鼓を鳴らすので、私たちも民衆の中に混ざって答えを待っているような気持ちになりました。

アンサンブルがとてもたくさん出ていて、戦いのシーンの振り付けはアクロバティックで迫力がありました。中国の人がたくさん出演されていたのでかなり本格的なものだったんだと思います。

ただ、アンサンブルの数の割には歌に迫力が無い。他のミュージカルだと、もっと少ない数でもかなりの声量の時がありますよね。アンサンブルの方が客席に下りてきた時に見ると、マイクを付けていない人もいたんです。アクション専門なのでしょうか?だから人数の割りに声が響いていなかったんでしょうか?

一つ残念なシーンがありました。1幕の最後、レミゼの1幕の最後を想像して下さるとわかりやすいと思いますが、あれだけ舞台に大勢出ているのに、音があまり響いてこないんです。音響システムで何とでもなりそうなのに、もう少し盛り上がって欲しかったと思っています。

衣装はワダエミさんです。登場人物にテーマカラーがあるみたいで、トゥーランドットの色は最初ブルー、国を建て直してからは赤。どちらも目の覚めるような鮮やかな色です。

民衆の衣装はいろんな色が混ざったものですが、この衣装のハギレがプログラムにオマケで付いているんです。こんなの初めて。結構嬉しいですね。^^

それでは、キャストの感想を少し・・・。

アーメイ  神秘的なトゥーランドットにぴったり。少したどたどしい日本語も、神秘性が増してかえって良かったです。北京オリンピックの開会式で歌うそうですよ。楽しみ。^^

岸谷五郎  存在感ありますね。立ち回りもうまいし。歌もまあまあですが、もう少し声量があってもいいかも。

なっち  かわいい!!演技も上手だし歌も良かったです。私のすぐ前になっちの親衛隊がいて、ある意味すごかったです(笑)。

中村獅童  悪役が似合いますね。鉄仮面のような顔が冷徹なワン将軍にピッタリでした。歌をもう少し頑張って欲しい。

早乙女太一クン  美しい!ウットリしてしまいました。体がとても柔らかくて踊りに見とれてしまいます。台詞のたどたどしさも、アーメイ同様、神秘的な役にプラスになっていたと思います。

北村有起哉  この舞台上で1番芸達者なのがこの方だと思います。彼が出てくるとつい笑ってしまうような存在。ただのモノ売りなのに、とても存在感のある役でした。

この作品、中国や台湾からのお客さんが多かったのか、中国語の貼紙がしてあり、中国語のアナウンスが流れていました。またロビーのお花も一段と豪華で、とてもいい香りがしてました。

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