« シネマ歌舞伎「蜘蛛の拍子舞」「身替座禅」 | Main | 「ムサシ」(6/2 マチネ 彩の国さいたま芸術劇場) »

五月花形歌舞伎(5/24 夜の部 御園座)

Photo 御園座で五月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」と「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」を見ました。

4月に歌舞伎座さよなら公演オールスターキャストを見たばかりだったので、観劇前は「ちょっと地味な顔ぶれね」と思っていたのですが、ほんと失礼でした。ごめんなさい。とても迫力のある舞台で大満足しました。

「夏祭浪花鑑」は序幕、二幕目、大詰を上演。最初のうちは「あの歌舞伎座もなくなったんだってね~」なんて台詞も飛び出したりして、軽めのお話だと思っていたのですが・・・。

大詰では、愛之助さん演じる団七九郎兵衛が義父を殺そうと執拗に追い掛け回すという修羅場が延々と続いて、その殺気が見る側にも恐ろしいくらい伝わってきました。義父の橘三郎さんは本当に泥まみれになっての熱演。愛之助さんが汚れた体を水で洗い流すシーンもあって驚きました。愛之助さんの殺意が、夏祭のお囃子に煽られるかのように、段々狂気に変わっていく様が迫力満点。見得を切る場面も何度も出てきて、見せ場もたっぷりありました。

「蜘蛛絲梓弦」は、シネマ歌舞伎で見たばかりの「蜘蛛の拍子舞」と同じ題材なんですね。「蜘蛛の拍子舞」では玉三郎さんが白拍子から蜘蛛の精に変わりますが、「蜘蛛絲梓弦」では亀治郎さんが何度も早替わりを見せてくれたのでとても楽しめました。

登場する場所も様々で、長唄さん達の間から飛び出してきた時はびっくりしました。

1ヶ所、だまし討ちみたいな登場の仕方もありました。観客の目を他の方へうまくそらしている間に、いつの間にか舞台上に亀治郎さんが登場していて、みんなびっくり!まるでイリュージョンです(笑)。実は私は母から聞いていたので、ずっと舞台を見ていてどこから出てきたのかバッチリわかりましたが、観客の反応も面白かったですよ。

亀治郎さんは童→薬売り→番頭新造→座頭→傾城薄雲→蜘蛛の精と姿を変えるので大忙しですね。驚いたのは蜘蛛の精の超怖いお化粧では、舌も真っ赤に色が付けられていたことです。そうそう、その怖い顔の亀次郎さんと目が合ってしまいました(←また言ってます^^;)。

最後に愛之助さんの平井保正と亀治郎さんが対面をしますが、その挨拶の中で亀治郎さんのことを「タップも上手な・・・」と言ってたので大笑いしてしまいました。前の日にお友達がそのCMのことをつぶやいていて、見たばかりだったので。

若手が大活躍の素晴らしい舞台を堪能しました。

|

« シネマ歌舞伎「蜘蛛の拍子舞」「身替座禅」 | Main | 「ムサシ」(6/2 マチネ 彩の国さいたま芸術劇場) »

歌舞伎」カテゴリの記事

舞台」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« シネマ歌舞伎「蜘蛛の拍子舞」「身替座禅」 | Main | 「ムサシ」(6/2 マチネ 彩の国さいたま芸術劇場) »