« 「キャンディード」(6/2 ソワレ 帝国劇場) | Main | 高木守道さん講演会(6/26 サタデープログラム) »

「おくりびと」(6/16 夜の部 御園座)

Photo 舞台版「おくりびと」を見ました。映画をそのまま舞台化したものではなく、映画から7年後の話を描いています。ですから登場人物も少し違っていて、主人公達には小学校入学直前の男の子がいるし、葬儀屋の事務員さん(映画では余貴美子さんでしたね)は退職してしまって、電話の相手としてだけ登場していました。

映画の印象がとても強いので、舞台版はどうなるか・・・と思っていましたが、勘太郎さんも田中麗奈ちゃんも、映画版と同じような雰囲気で全く違和感無し。葬儀会社社長の柄本明さんも、アクの強さでは山崎務さんに負けない存在感がありました。ちょっと台詞が聞き取りにくかったのが残念。

映画版に登場しない、音楽教室の先生役の真野響子さんは、本当にお美しく、立っているだけで舞台全体が引き締まるような感じがしました。

そして舞台の雰囲気を、時には華やかに、時には明るく、そして悲しみをも一層盛り上げていたのが音楽の生演奏です。最初は舞台の中央で、お芝居が始まると下手、ちょっと上の方で演奏されていました。全編に流れる生演奏が、登場人物の気持ちを代弁しているかのように聞こえることもありました。作曲は映画版と同じ久石譲さん。全編コンサートかと思えるくらい贅沢な演奏でした。

ストーリーは、映画版を見ておくとよくわかるエピソードが時々ありました。例えば、葬儀社が新入社員募集をするのですが、そのチラシにまつわるエピソードや面接の様子などは、映画を見た人は、より楽しめると思います。主人公の仕事に対する気持ちとか、映画を見ていないと、見た人と同じ様には理解できないかもしれませんね。

映画版と同じように、シリアスな話の中にもユーモアが盛り込まれていて、時々笑いも起きていたのですが・・・、話は私にとっては意外な方向に展開して行きました。見ていて、ちょっと辛かったかな。

全体的にはうまくまとまっていて、いい作品だと思いました。

|

« 「キャンディード」(6/2 ソワレ 帝国劇場) | Main | 高木守道さん講演会(6/26 サタデープログラム) »

舞台」カテゴリの記事

Comments

私もこれぐらい書けたら公開するのになぁ(苦笑)

ホント意外な展開でしたね。涙止まりませんでした。
おっしゃるようにうまくまとまっていましたね。
G2さんの「歌のない音楽劇」という表現はピッタリですね。
私は1列目下手より(一桁台後半)だったので
音楽が大きくてセリフにかぶってしまって…。
さすがに勘太郎さんの発声発音は群を抜いてましたけど。
客電とアナウンスが同時に、しかも早くて
カーテンコールもなかったので(一人で拍手し続ける勇気はナイ…)
ちょっと残念でした。
御園座ってあんな感じですか?

Posted by: えり | June 19, 2010 at 09:32 AM

>えりさん

私も下手前方の席でしたので、確かに演奏に台詞が消されてしまうというのは思いました。

>G2さんの「歌のない音楽劇」という表現はピッタリですね。

観劇してみて、この表現に納得。音楽が大きな役割を演じていましたね。

御園座でのカーテンコールは、「座長公演」や歌舞伎が多いので、ほとんど無いですね。私の経験では「トゥーランドット」ではカーテンコールがあったように記憶しています。

Posted by: きゃらめる | June 19, 2010 at 01:00 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 「キャンディード」(6/2 ソワレ 帝国劇場) | Main | 高木守道さん講演会(6/26 サタデープログラム) »